タイの小学校は毎朝お経と瞑想? 朝10時の牛乳から、側転で越えるゴム跳びまで
タイの小学校では、朝の国歌と国旗掲揚のあとに、お経と、立ったままの瞑想の時間があるそうです。それが小学校1年生から毎朝。タイ人のちゅうちに、通っていた小学校の1日を順番に聞いてみました。
国歌と国旗掲揚のあとに、お経と瞑想
ちゅうちが通ったのは、実家があるピサヌロークの田舎の小学校です。朝は国歌が流れて国旗が上がります。その間きちっと立つ姿は、私も見たことがあります。ところが、そのあとにお経が始まることは知りませんでした。立ったままの瞑想もあって、どちらも小学校1年生から毎朝とのことです。そのあとには学校のスローガンを唱えます。協力すること、思いやりを持つこと、規律正しくすること、という内容でした。日本の小学校にも似たものがあった気がしますが、毎朝唱えるほどではなかったように記憶しています。
朝10時は牛乳の時間、給食は低学年だけ
1クラスは40人くらい。朝10時になると、みんな教室から出てきて、袋に入った牛乳を飲む時間があるそうです。お昼ご飯の前に、です。給食は1〜3年生までで、食堂のおばさんがよそってくれます。4年生からは同じ食堂でお金を払い、食べたいものを選ぶ形になり、20年ほど前はクイッティアオが1食10バーツだったそうです。私の学校は給食当番がよそう形で、ご飯の日は重くて大変でした。
放課後は九九の暗唱と、木登り、ゴム跳び
最後の授業が終わると、みんなで九九を暗唱します。間違えた人がいたら、初めからやり直し。しかも12×12までです。日本はたしか9×9くらいまでなので、面白いなと思いました。
そのあとの遊びは、校庭のまわりの木登りに、けいどろ。学校と家が離れているので、夕方にお母さんが迎えに来るまで、学校で遊んでいたそうです。流行っていたゴム跳びは、輪ゴムをつなげた長いゴムを2人が持ち、足首、膝、腰、胸と高さを上げていきます。高くなると、側転で越えるそうです。
子どものころの過ごし方は、大人になってからの考え方や「当たり前」の基準に影響するのではないかと思います。皆さんの周りのタイの方にも、「小学校のときどんな感じだった?」と聞いてみてください。面白い発見があるかもしれません。シリーズ「タイの学校」は、このあと中学校・高校・大学と続きます。
このシリーズでは、日本人の私とタイ人のちゅうちの2人で、日本やタイの文化や考え方について考察を深めています。どちらが良い・悪いという話はしません。
出演: 藤岡諒/ちゅうち 運営: Michi & Co., Ltd.(バンコク)