タイ人は制服が好き? 休みの日も会社のシャツを着るのはなぜか
タイの街を歩いていると、学生の制服も、会社のロゴが入ったポロシャツも、日本より多く見かける気がします。休みの日の親戚の集まりに、会社のシャツで来る人もいます。タイ人は制服が好きなのでしょうか。タイ人のちゅうちと話してみました。
ずっと制服だったちゅうち、ほとんど着なかった私
ちゅうちは幼稚園から大学まで、ずっと制服を着てきたそうです。一方の私は、地元の小学校には制服がなく、高校の学ランも式の日以外は着なくてよかったので、毎日着たのは中学の3年間だけでした。硬い襟が首に刺さるのが苦手で、正直あまり好きではありませんでした。
ところが、留学先のチュラロンコン大学で久しぶりに制服を着てみると、服を選ばなくていいのが意外と楽でした。ちゅうちは、名門の高校に入ったときの制服が特別だったそうです。デザインは可愛くなかったけれど、着ていると頭が良さそうに見える。所属先を誇りとして着る、という感覚です。
「あれは適当じゃないですか」
では、休みの日にも会社のシャツを着ている人はどうなのか。会社がよほど好きなのかと思って聞いてみると、ちゅうちの答えは「あれは適当じゃないですか」。何でもいい、汚れてもいい、という感覚で着ていることもあるそうです。もちろん、誇りを持って着ている人や、デザインが気に入って着ている人もいると思います。
タイは明示的な制服、日本は空気としての制服
話してみて感じたのは、タイでは「この服を着る」とはっきり決まっていることが多いのに対して、日本は決まった服こそ無くても、スーツやクールビズのように「こういうトーンで」という空気としての制服がある、ということでした。
皆さんの身の回りのタイ人は、どんな服を着ているでしょうか。会社のロゴ入りのシャツも、もしかしたら近くにあったから着ているだけかもしれませんし、本当に誇りを持って着ているのかもしれません。よかったら一度、聞いてみてください。
このシリーズでは、日本人の私とタイ人のちゅうちの2人で、日本やタイの文化や考え方について考察を深めています。どちらが良い・悪いという話はしません。
出演: 藤岡諒/ちゅうち 運営: Michi & Co., Ltd.(バンコク)
サムネイル背景の写真: Photo by Ron Lach on Pexels